ストレートネックを矯正する枕の作り方

人の頭はとても重い 前傾姿勢をとり続けると首・肩・背中側にトラブルが起きてくる

人の頭はとても重いので、前傾姿勢の作業が長時間長期間続くと、頸椎に変化が起きてきます。

いわゆるスマホ首=ストレートネックです。

ストレートネックと正常頸椎の対比図

人に生まれつき備わっている自然なカーブが失われ直線を描いています。その結果、少し首が前へ出た状態に。

この状態を長期間保ってしまうと、肩~背中~腰に悪い影響が出始めます。ひいては、歩行にも関わる問題になることあります。

 

ストレートネックに薬はありません。

病院で指導を受け、自覚を持ち矯正に努める他ないのです。

かく言う私も怪しいもので、PCに向かう時間が長い日は、とても疲労感が強くなります。

首・肩まわりのストレッチをする習慣を身につけてから、痛みやだるさから解放された経験があるので、

日常に取り入れ予防しています。

 

眠りにかかわるものとして、ストレートネックの方にできることは、枕の調整です。

当店のオーダー枕は6分割になっており、中に入れるパイプの量を増減して高さを作り出します。

ストレートネックのきつい時は、全体的に低めで後頭部のあたる部分をほんの少し下げる枕を作ります。

仰向け時の後頭部が載る部分を、本来の高さよりほんの少し低く作ります。

すると、頸椎が生理的カーブを描くようになります。実際に仰向けの姿勢を体感して頂きながら、微調整し高さを決めます。

 

ストレートネックがよくなってくれば、枕の後頭部部分にパイプを追加して、自然な枕を目指しながら微調整を繰り返すのが理想。

 

この時要になるのが敷き寝具なのです。

枕を作る時の最大のポイントは、敷き寝具・枕・お体のマッチング。

この把握を間違えると、合う枕を作ることはできません。

枕を購入する際には、敷き寝具も同時というのがベストなのです。

もしくは、敷き寝具の情報を正確に枕販売店に伝えて下さることです。

当店は、ご自身で運んで下さるのであれば、お持ちの敷き寝具のお持込みをおすすめしています。

それほどに、枕作りに敷き寝具の把握は大事です。

 

大阪はもちろん、当店は奈良にも近く、可能であればぜひお持込みください。

よりよい眠りをとるためのアドバイスもしやすくなります。