頭がよくなりたくて読んでいるのではありません。あしからず。
この本、睡眠と光の関係についてわかりやすく書いてあるんです。
朝起きてから目に太陽の光を入れると、“セロトニン”が分泌されます。
この“セロトニン”、しあわせホルモンという別名を持つ、人にとって大事な神経伝達物質のひとつ。
緊張やストレスを感じると脳から分泌され、自律神経のバランスを整えようとする働きがあります。
目覚めて14~16時間後の夜には、このセロトニンを材料に、“メラトニン” こちらは別名睡眠ホルモン が分泌され始め、徐々に量が増して深部体温が下がり、体が休息モードに入っていきます。
太陽の光が、生活のリズムだけでなく、体のリズムにも大きく関わっていることが分かりますね。
しかしこのリズムが崩れてしまい、うまく眠れない人が増えています。
スマートフォンの普及が、若年層までこの渦に巻き込んでしまっています。
便利ですが、眠れないお悩みがあるならば、ここは光の使い方に着目してみて下さい。
海外ドラマや映画を観ると、夜のシーンはとてもムードがある様に感じませんか?
あれはひとえに、照明の使い方、照度と光の色の違いなんだそうです。
日本の住宅が主に直接照明なのに比べ、海外では間接照明が多く取り入れられています。
直接照明は、天上の大きな器具(シーリングライト等)ひとつで部屋全体を明るくします。
照度や色が変えられる機種も多く出ているようですが、多くの家庭で夜も煌々と部屋を照らしています。
これでは体が夜の訪れを感じづらいので、休息モードへの切り替えがうまくできない人が出てきても
不思議はありません。
比して海外では、夜には夜らしい暗めの黄色い光色の間接照明で、部屋全体ではなく一部の壁・天上を照らします。作業したい人にも問題ない明るさ=50ルクス程度に調節し、入眠2時間をこの光の下で過ごすと、
スーと眠りに入りやすい体になっていきます。
夜の照明は、所々に黄色い暗めの光を!
まず、人間が本来持っているリズムを崩しているものに気づく。
次に、それを戻す生活リズムを作っていく。
はじめは難しく感じても、習慣にしてしまえばこっちのものです!
そんなお話もさせて頂いています。
ご相談下さいね。
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