ご婚礼の際、ご両親が用意なさったおふとんです。こちらは掛けふとんです。
掛けと敷きを仕立てる際に使う綿の種類は、一般的には異なるため、掛けふとんを敷きふとんに仕立て直すことはあまりないケースです。敷きふとんは人の体重を支えなければならず、ふんわりさせたい掛けふとんに適した綿では、すぐにペチャンコになってしまう為です。
しかし今回は、ポリエステル綿との混紡綿の入った掛けふとんで、敷きに使っても問題ないと判断。
軽くて使いやすいサイズとボリュームの敷きふとん2枚に、お仕立てしました。
薄く軽く仕立てたわた入りのおふとんは、これ1枚で眠ることは難しいと思います。薄すぎます。
しかしお使いのマットレスが硬い・薄い・寒い等の問題を解決することができます。
●マットレスの上に敷いて、体の凹凸を埋めて支え、硬い薄いを解決します
硬いマットレスはまるで板の間に眠っているのと同じで、体の凹凸を支えることができていません。
無意識に力んだまま毎晩眠っているので、寝返りの回数が増えすぎ、睡眠時間はたっぷりでも疲れがとれな
いのです。
●暖かな寝床を作り出します
マットレスには保温力がありません。電気に頼らず暖かな寝床を作るには、わたの入ったおふとんを使わなけ
ればなりません。それも自然素材のわたでなければなりません。コットン・ウール・キャメル・羽毛が該当し
ます。
他にも使い道はありますが、近頃この様な使い方を選ぶ方が増えてきました。
なぜか硬いマットレスをお使いの方が多く来店され、マットレスを使い続けたいとおっしゃるお客様には、この方法をおすすめしています。
よく見ると、ご婚礼のおふとんの側生地には、なでしことさくら。春にご結婚なさったのでしょうか。
なでしこの花言葉は、純愛なんだそうです。
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