先日ご来店頂いた20代半ばのおふたり。
ご結婚をきっかけに、枕を作りにいらっしゃいました。
当店では、枕をお作りになる方にも、お使いの敷き寝具について根掘り葉掘りお訊ねします。
■おふとん(畳orフローリング) OR マットレス
■その素材・厚み・硬さ柔らかさ・使用年数
ざっとこんな事を伺っていきます。
その方にある程度合った敷き寝具をお使いの場合、似た状態を当店で再現し、
そこに仰向け横向けに寝て頂きながら、枕の中身の量を増減して高さを調整して作っていきます。
しかし明らかにその方に合っていなかった場合は、そうはいきません。
どうして分かるのか??
それは、問診の内容、つまりお客様のお話から分かってきます。
今回は、奥さまの『朝起きると体のアチコチが痛い』でした。
ご自宅では、某有名量販店のウレタンマットレスにカバーを掛けて、その上に直接お休みでした。
当店で用意のある最も硬いタイプのウレタンマットレスに試し寝をされると、もっと硬いとおっしゃいます。
明らかに硬すぎです。マットレスに体を預けられず、筋肉が強ばったまま一晩を過ごしているゆえ、
起きたときに痛みがあるのです。
【奥さま】
■ウレタンの上に薄いシーツのみで眠る事にも、保温性・吸汗性の面で問題があったので、
今回は当店のおすすめ【エアシープ敷き 15~22層】のプラスワンをご提案。
マットレスの上に敷くことで、体を沈み込ませ受け止める層を作ることになる、ひと言で言えば柔らかくする ことができます。しかも保温力もバッチリ。電気毛布はもういりません。
この敷き環境で、枕を調整することになりました。
(配達時拝見しますと。お使いのマットレスは中央部にまだヘタリが見られませんでしたので、引き続きお使 いになることに。共働きになるとおっしゃっていましたので、くれぐれも敷きっぱなしにはしないで下さい とお話しました。たとえ下にすのこを敷いても、すのこの接している部分にはカビが生えてしまいます…。)
■奥さまはこれまで、ポリエステル綿を充填した大変柔らかいオーダー枕をお使いでしたので、使用感の近いエ ラストパイプ入りの43×63㎝・7分割・3~4㎝をチョイス。エアシープを敷くことで、横向きに眠ったときも肩 がしっかり沈み、仰向け↔横向きの寝返りがスムーズに打てる滑らかな枕が出来上がりました。
【ご主人】
■西川の中程度柔らかさのウレタンマットレスを約1年ほどご使用中。ヘタリも感じておられない状態だった 為、保温性・吸汗性の観点から、また、マットレスの汚れ防止の為、ウールのジグソーパッドをおすすめしま した。
■枕は、43×63㎝・固めのエラストパイプ・5分割・3~4㎝をチョイス。
最初から枕の使い方がとても上手で、寝心地がとてもいいと言って下さいました。
おふたりの門出をお手伝いさせて下さり、ありがとうございました。
変化に慣れ、ふたりで暮らしを作っていく過程は、楽しくもあり大変でもあり。
忙しくも元気であることが、一番の近道かもしれません。
それには睡眠です。
質の良い睡眠を取り気持ちの余裕を持つ事を、いつも心に置いておくといいような気がします。
末永くお幸せに…♪
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